happypig~障害夫婦生活雑記~

障害者夫婦なんて、世の中にそうある組み合わせで脊髄損傷車椅子旦那の夫と突き抜けすぎてる妻、そこにぽっこり産まれてきたこどもの生活を描ていきたいと思います ☆

親の障害を子どもにどう伝えたらいい?

くうたがパパの違いに気づいたのは2歳頃のことでした。

 

そこから4歳の今まで

パパの障害や、いろんな人がいること

つまりは多様性についてを

ことあるごとに意図的に伝えてきています。

興味を示すと、子どもにはわからないであろうことでも

説明するようにしています。

 

 

私の兄弟には、

「すべての事実を説明すべきではない。

   子どもには事実を伝えるのみだけでなく、情報を遮断すべき。」

と言われましたが、

彼がこれから生きていく社会も世界も

外から見れば特殊です。

 

それを彼がどう受け止めていくかで大きく違ってきます。

私はできるだけポジティブにとらえて欲しいのです。

私とは違い、高い自己肯定感をもって欲しい。

 

 

 

パパの子どもの頃の写真を見て

“昔は歩けた”と気づいたのはくうたでした。

 

 

だから私は

怪我をしたから歩けないということ、

なぜ怪我をしたかということを説明しました。

 

ちょうど人体に興味を持っていた時期に

図鑑を見ながら、

神経ちゃんが脳みそから背骨を通って

手足を動かしていて、

それが背骨をポキってしたことで

ブチって切れてしまったから足が動かないことを説明すると

3歳(当時)ながらに理解しました。

 

 

事故の原因も話しました。

 

 

骨格標本を見ると

「パパここポキっだよね。」

「ママ、パパのポキはどこだった?」

と尋ねてきます。

 

背骨柄のTシャツを買ってやると

保育園に着ていき、

先生に「パパ、ここポキなのー」って

先生にアピールしてきたそうです。

 

当然、先生は「…?」ってなってたそうですが 笑

 

 

お気に入りの絵本に出てくる「のうせいしょうにまひ」に関心を持ったくうたに

脳性麻痺の人の動画を見せ、

説明をします。

 


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私「問題です!じゃじゃんっ!電動車椅子はどんな人がのるでしょーかっ」

 

く「んーわかんないなぁ。」

 

私「足だけじゃなくて手も動かなかったり動かしにくい人が使うよ」

 

く「えー!」

 

私「問題です。じゃじゃん!じゃ車椅子の人はみんな歩けない人でしょうか?」

 

く「んー、ちあう!」

 

私「正解です☆歩けるけど歩くのが大変な人もいるよね。いろんな人がいるもんね。じゃパパはあるけ…?」

 

く「ないっ!」

 

 

きっと、健常者の親のもとに生まれた子は

そんな話を聞く機会もなければ

障害者に接する機会もないでしょう。

 

ある意味では人より経験豊かになれ、

またある意味では特殊な環境に置かれています。

何が正解かはわかりません。

 

 

でもことあるごとに伝えているのは

「いろんな人がいるんだよ」

ということ。

 

いろんな人がいることを認めて、

それが決して悪いことじゃないことを

知っていて欲しい。

くうた自身がどんな人間であっても、

それを自分自身で受け入れるようになれる手助けになればいい。

 

 

なんて言ってますけど、

目で見てわかるパパの障害はいくらでも説明できるのに

自分の障害や病気については

説明に窮しているのです。

 

見えない障害は

どう説明すればよいのでしょうね。

見えない障害は、

当人にさえ見えていないのかもしれません。

 

 

パパがことあるごとに

「ママかわいそう」っていうから

むすこにとってママは

かわいそうなママにしかなり得ないかもしれないけれど 笑

 

 

これから大きくなるにつれ、

悲しい思いや疑問や、葛藤も出てくることでしょう。

 

 

それをできるだけ最小限に

できるだけポジティブにしてやれるために

親ができることってなんなんだろうなと

ぼんやりと母は考えるのです。

 

 


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