happypig~障害夫婦生活雑記~

障害者夫婦なんて、世の中にそうある組み合わせで脊髄損傷車椅子旦那の夫と突き抜けすぎてる妻、そこにぽっこり産まれてきたこどもの生活を描ていきたいと思います ☆

君のためなら母がんばる


発達障害特性なのかパニック障害のせいなのか

私は極度のビビりです。

 

公共交通機関に乗れば「もし火災が起こったらどうしよう?」「もし事故ったらどうしよう?」

船に乗れば「沈没したらどうしよう?」

飛行機に乗れば「あかん、死ぬ気しかせん!」

恐怖で意識が遠退くこともあるくらいです。


f:id:kobutanopippi:20180730113854j:image

 

日常に於いても危険についての恐怖心が

異常だと我ながら感じています。

 

 

 

タイヤを身近に感じながら育ったせいか

小さい頃からはたらく車にハマったくうた。

 

ある時、はたらく車イベントに連れていったところ

電力会社の高所作業車体験があり、やりたがるではありませんか。

 

私、極度な怖がりで

ほんっとダメなんです。

 

 

ここはパパに任せたいところ…と旦那を見ると…♿…ムリ…やね。

 

……ゴクリッ

 

くうた、あっちのごみ収集車に…

 

「ママ!くうたもこれ(高所作業車)乗りゅー」

 

マジか(;´д`)

私か?やっぱり私なんか?

 

 

 

ママこれ、倒れるかもよ?

 

 

 

ユニバーサルスタジオに昔あったバックトゥーザフューチャー

号泣しながら過呼吸になり、

同行していた旦那と友人をドン引きさせたことのある私が

命綱1本で地上10メートルまであがるブームに

乗れる気がしない(´Д`)!!

 

 

が、くうたをみるともう目が輝いてしまって

キラキラしてるじゃありませんか。

 

 

私がやらなきゃこの子は一生乗れない

淋しい思いはさせたくないし

ママ、がんば…る…しかない…んだね…😵

 

 

結局長い列に並び、

はしゃぐくうたとは裏腹に

真顔でヘルメットをかぶり命綱をつけ

くうたをだっこしてブームの先に乗り込みました。

 

 

固まって動けない私とは違い、

自由なくうたは

下を覗き込んだりパパに手を振ったり。

 

私はひたすら遠くの山を見つめるのみ。

 

 

結果くうたは大満足。

私がかなり無理をしてることを知ってる旦那は、バツが悪そう。

 

 

高いところも絶叫系も得意なのに

こんなときばかりは車椅子が障壁と化し、

全く動かず、立つこともできない足が

憎いと感じているような苦い顔の旦那。

 

 

お陰で良くも悪くも私の経験値は上がるワケです😭

 

 

 

母ががんばるべき場面は他にもあって、

ある時、知人の車椅子パパのこんな話を耳にしました。

 

息子さんが本当はパパに肩車してほしかったんだけど

パパは車椅子だからずっとそれを我慢していて

パパに言い出せなくて、ある時泣いてしまって

父子共々悔しく苦い思いをしたという話。

 

 

旦那も肩車できないことは

かなり前から気にしていて

くうたが赤ちゃんの軽いうちに

後ろに転倒しないよう、壁に寄りかかり

「今しかできないから」

肩車してやっていました。


f:id:kobutanopippi:20180730002437j:image

 

ほんとは子どもなんて

親が申し訳ないと思っていようが

別にそんなこと気にもしていない節がありますが

淋しい思いはさせたくないのが親心。

 

 

でも、肩車って必ずパパじゃなきゃいけないなんてルール、

たぶんないはず。

 

 

くうたが淋しい思いをするかもと旦那が気にするなら

私がすればいい話ですよね。


f:id:kobutanopippi:20180730001041j:image

 

我が家は肩車はママがやります。

 

背骨が曲がってるから、長い時間はできないけど

母は君たちのためなら

がんばれるし、がんばるしかないのです。