happypig~障害夫婦生活雑記~

障害者夫婦なんて、世の中にそうある組み合わせで脊髄損傷車椅子旦那の夫と突き抜けすぎてる妻、そこにぽっこり産まれてきたこどもの生活を描ていきたいと思います ☆

【2人目不妊治療】2017.7.10 気息奄奄

〇2017年に他所に投稿した記事の転載です

 

パッと考えるのが苦手で

特に先の見通しを考えるのが苦手で

しくじった感半端ない、D10

 

選択ミス、これもまた運命かなと思いながら

暑い車内でピリ辛豚弁当をつつく

 

一向に敏腕貧乏揺すりドクターに当たらない5周期目

女医先生は悩んでいた

 

血液検査を明日にするか

明後日にするか

 

 

 

結果明後日に決まったのだけど

後々よく考えたら

明日がベストだったかもしれない

 

もしホルモン・卵胞どちらもOKで

木曜採卵になったとしたら

HCGを打つタイミングが遅くなってしまう

 

卵子の成熟時間が

短くなるんじゃないか?

 

そんな簡単なことが

一瞬で考えられない私の未発達脳

 

 

 

昨日も旦那に、

「ほんと簡単な計算もできないんだなぁ…」

と呟かれた未発達な発達障害脳のせいにする

全部

 

下半身裸のまま、内診室に5分以上放置されてるあいだ

隣の内診室から聞こえてきたのは

 

「いつから出血してましたか?

 膜も見えてないし

 HCGも上がってきてないから

 着床しかけて剥がれたか、初期の化学流産ですね。

 生理2回来たら妊娠可能ですのでね」

 

自分に言われてるような気持ちになって

ずっしりと重い酸素を

ゆっくり吸い込んでいたら

エコーが入ってきた

 

D10 右卵巣に主席卵胞17.2mmを筆頭に3つ

 

たぶんひとつを残してあとは吸収されていく

ナチュラIVF

消えてくであろう2つを

残せないものなのかな?

聞けばよかった。聞けばよかった。

 

 

最近旦那が

「おれの○玉、

 ちっさくなった気がするんだよね」

と言ってた

 

それでもお酒は辞めない

それでも生活習慣は直さない

 

「俺は精子作るためだけに

 生きてる訳じゃないからね」

 

そうなんだけど…

そうだけど…

 

凍結精子が無くなれば

あとはもうないと考えておく方が

いいのかもしれない

 

 

本当にチャンスは顕微あと5回ってことか。

 

せめて、タイミングがとれればいいのに

それができないのが

脊髄損傷 th12-comp

 

ダメ元のタイミングとか

ダメ元の人工受精とか

羨ましいなと思ってしまう

 

 

ステップアップとか

顕微だけはしたくないとか

言ってみたい

 

 

はじめから顕微しかない

精子残がない

精子の質が良くない

卵が作れない

卵の質が悪い

 

第一子の妊娠も

不妊専門医には奇跡的と言われて

今は

ハイリスクハイリスクハイリスク、

やってみないとどうなるかわからないと

あちらの医師にもこちらの医師にも言われ

それが普通になってしまって

「がんばります。がんばれます」

としか言えなくなってきた

 

 

外はこんなに暑いのに

日差しはこんなに強いのに

空はちっともあおくない

ちっともあおくない

 

 

あと何回、人前で股を開けばいいんだろう

 


あと何回、18ゲージの針に

内臓を貫かれればいいんだろう

 


あと何回、旦那に

「また来月もよろしくお願いいたします」と

頭を下げねばならないんだろう

 


すべては私の体質と

私が選んだ道だから

そのなかで足掻いてもがいて

生き抜くしかないのだよ

 

はぁ…

 

 

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赤ちゃんを抱くためなら

私、まだまだ走れます

がんばれます