happypig~障害夫婦生活雑記~

障害者夫婦なんて、世の中にそうある組み合わせで脊髄損傷車椅子旦那の夫と突き抜けすぎてる妻、そこにぽっこり産まれてきたこどもの生活を描ていきたいと思います ☆

将来子どもを望む人たちへ

連日更新しているのは

5年前の1人目不妊治療の時の過去の記事なのですが

2018年現在の私も、

5年前より、より厳しい状況で不妊治療を行っています。

 

ややこしくなるから、

2人目不妊治療の話は1人目の記事を書き終えてからと思っていましたが

色んなことが不変ではなく、予定通りにはいかず

今現在に、頭を抱えています。

 

 

1人目不妊治療より厳しくなった点としては

 

①年齢の問題

  精子卵子とも1人目の時より老化し

 より妊娠が厳しい状態です。

 

 ②息子がいること

 行事や予定が入ったり、

 急な発熱などがあり通院に制限がかかってしまう点

 

③疾患の問題

  1人目出産後に、100万人に3人程度という難病にかかり

 それが現代の医学ではわからない病気だったため

  不妊治療をまず病院から拒絶されました。

 その後、受け入れていただけましたが

  病気を考慮したいドクターたちと

 病気より不妊治療したい私との間に溝があり、

 思うように治療が進められませんし、結果多くの凍結精子を無駄にしました。

 

④病院側の変化

人員不足により、高度不妊治療の受入制限がかかりました。

 また思うように治療が進められない状況になるのです。

 

⑤不育の問題

  検査の結果、私に不育要因がありました。

  1人目の時にはなかった可能性もあると言われました。

  不育はある日突然なることもあるのです。

 

 

 

私が不妊治療から学んだのは

今できていることが、明日今日と同じに出来るとは限らない

ということ。

 

 

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不妊治療は

女性にとって経済的・スケジュール的・心身的な負担が大きく

また地域格差が大きいです。

 

都会では当たり前に受けれる治療も検査も

田舎では受けれないことが多々あります。

 

 

いいですか、

今日できていることが

明日、今日と同じにできるなんて保証はどこにもないんです。

 

 

 

ある日突然病気になることも

ある日突然、不育になることも

ある日突然、病院が診てくれなくなることもあります。

 

 

 

今日産める体と健康な卵巣があるからと言って

明日、産める体と健康な卵巣があるとは限りません。

 

今日、正常な精子があるからと言って

明日、正常な精子があるかはわかりません。

 

 

現に妊娠を希望するカップルの方、

男性不妊が分かり切っている脊損の男性、

今ならまだ間に合うかもしれないなら

二の足踏まずに、行動して欲しいと

切に願っています。

 

特に脊髄損傷は時間の経過と共に

正常に精子を作る能力が失われていくと言われています。

(生殖を司る神経はth11からL2です。その部位を受傷されてる男性は特に早めをオススメします。)

 

 

 

私はもうこの先、産めないかも知れないけれど

私が言った一言で、将来誰かが子どもを抱くことができれば

それでいいのかもしれない。

 

 

 

不妊治療で女性は

字の如くに身を削り、人生をも削ぎ落とされます。

できるだけその負担を軽くするには

やはり、男性も不妊治療を他人事に思わずしっかり自覚し

“早めに”動くことが大切です。

 

 

いつだったか息子がしきりに言っていました。

「ママにはもう赤ちゃん来ないけど、

    誰かが産んでくれるから大丈夫だよ」

って。

 

だから私の代わりに誰かが

赤ちゃんを抱いて、幸せになってください。