happypig~障害夫婦生活雑記~

障害者夫婦なんて、世の中にそうある組み合わせで脊髄損傷車椅子旦那の夫と突き抜けすぎてる妻、そこにぽっこり産まれてきたこどもの生活を描ていきたいと思います ☆

私が2人目不妊治療を始めたワケ

旦那の脊髄損傷による男性不妊が原因で2年の不妊治療期間を経て

顕微授精で第一子を授かり

その子も1歳を過ぎ、第二子の不妊治療を意識し始めた矢先

子どもが1歳10か月だった2016年の夏、

私の腹部にしこりが見つかりました。

 

くうたが生まれたら、直後から「あと2人は産みたい」と

ひそかに思うようになっていた私。

くうたが1歳を過ぎたころから、いつから次の不妊治療を開始すればいいのかな?

となんとなーく思っていました。 

 

検査手術の結果、デスモイド腫瘍と確定したのは11月頃のことでした。

私の腫瘍は腹壁、つまり腹筋内にあります。

 

妊娠すると腹筋って、大きく引き伸ばされます。

また、デスモイド腫瘍は女性ホルモンに関連していると言われており

2016年当時、デスモイド患者が妊娠できるかというデータがほとんど存在しませんでした。

 

整形外科のドクターには何度も子どもが産めるのか?

不妊治療は可能か?を相談しました。

いつか子どもが産みたいから妊娠できる方法で治療したいと告げました。

 

 

担当医も大学病院の腫瘍整形の偉い先生も

「産んでいいよ!産めるよ!」と仰り

じゃもう少し腫瘍を薬で抑えれるかみてから、妊娠について考えていこう!

という話でした。

 

 

オペの傷も癒え始めた2016年の11月末、

もう断乳して1年も経つのに

なんで全然母乳が止まらないの?

産婦人科医院を軽い気持ちで受診し、そこで誤診されたのを切っ掛けに

2人目妊活がスタートしました。

 

 

デスモイド患者の妊娠出産自体が事例がほとんどない中、

デスモイド患者の高度不妊治療は前例がないかもしれず、

不妊治療自体がハイリスクだそうです。

 

 

2人目不妊治療の記録はアメブロに投稿していたものを

修正してそのまま掲載していくつもりです。

 

1人目治療より波乱に満ちた2人目不妊治療、

2019年現在、採卵6回(7回かも知れぬ)移植4回、化学流産2回、凍結胚なし、凍結精子残数3です。

1人目の治療も含めたら、もう採卵だけで2ケタになりますねw

 

 

腫瘍が暴れだしたらそこで試合終了、

凍結精子がなくなればその先があるかわからない。

2018年11月には私の不育症因子が見つかりました。

そんな、崖っぷち2人目不妊治療です。

 

この先どうなるのかはわかりませんが

これまでとこれからを、その時々の気持ちそのままに公開しようと思います。

 

どなたかのお役に立てば幸いです。

 

 

  

 

 

※デスモイド腫瘍

体中どこにでも発生する良悪性境界腫瘍で、100万人に2~4人の割合で発症。

治療法はなく、転移はしないが浸潤増殖する性質がある。

切除、放射線治療抗がん剤治療、鎮痛剤服用等用いられるが効果は人それぞれ。

再発率は60%~90%とも言われている。

衝撃・刺激によって活発化する性質があり、エストロゲン関連腫瘍ともいわれている。

遺伝性はないが、遺伝性FAP患者が合併しやすい。