happypig~障害夫婦生活雑記~

障害者夫婦なんて、世の中にそうある組み合わせで脊髄損傷車椅子旦那の夫と突き抜けすぎてる妻、そこにぽっこり産まれてきたこどもの生活を描ていきたいと思います ☆

脊髄損傷の男性不妊って?

脊髄損傷の方は自分の不妊の原因って、

脊髄損傷による射精障害だけだと思っていませんか?

 

出せないだけ。

中身は無事。

 

ほんとにそう?

 

 

実は違います。

原因の多くは射精が難しいことではなく精子の質が低いことです。

繰り返される尿路感染・精子が完成してから射精に至るまでの期間が長いこと・おむつやパッドの常用や長時間の座位により精巣が温められることなどにより

造成機能が低下し精子の質の低下・精子のDNA損傷が起こることで

受精させること自体が困難な精子の質の低下です。

 

 

脊髄損傷では造精機能障害そのものが時間とともに進行すると考えられており、

精子そのものも数が減少していくことがあり、

精子が全く造られていないこともあります。

 

脊髄損傷からの期間が長ければ長いほどこうしたリスクは大きくなってくるとその論文で報告されています。

 

 

つまりは射精しないことより

正常な精子が作れなくなっていくことのほうが問題なのです。

 

 

また脊髄損傷にかかわらず、

不妊の原因は女性40%、男性40%です。

男性不妊の原因はこれだけたくさんあります。

 

・特発性造精機能障害

・精策静脈瘤

・染色体異常

・クラインフェルター症候群

・耳下腺炎性精巣炎

・両側停留睾丸の放置

X線曝射

・悪性腫瘍術後

・エンドキサン投与

・逆流性射精

尿道下裂

・閉塞性無精子症

・両側精管欠損

・鼠径ヘルニア手術時精管結紮

・原因不明の両側精管狭窄

・両側精巣上体炎

・精嚢狭窄

前立腺炎

・射精障害

・性交障害

・血精液症

・その他、原因不明

 

 

 

こんなに男性不妊の原因はあるのに

脊髄損傷さえしなければ、自分は不妊ではなかったはず!

他に不妊の原因はない!!

そう言い切れますか?

 

妻がもし女性不妊因子を抱えていたとしたら?

もし不育症だったとしたら?

もしどちらかが病気になったとしたら?

 

より不妊治療は困難化していき、

より多くの精子を必要とする状況に陥ることもないとは言い切れません。

 

 

ですから脊髄損傷男性は1日でも早く

精子を採取し、凍結保存することをお勧めします。 

今はその気になれなくても、

明日、一生の伴侶に出会わないとは言い切れないのですから。

 


  

 

 

 

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さて、私は今日もせっせと不育検査。

 

旦那の精子が残り少なかろうが、

精子の質が悪くて、受精しなかろうが化学流産になろうが

おかげでもうすぐ採卵回数が二桁になろうとしていようが

私は赤ちゃんが欲しいですからね。

 

日々をこなすしかありません。

 

行ってきます☆