happypig~障害夫婦生活雑記~

障害者夫婦なんて、世の中にそうある組み合わせで脊髄損傷車椅子旦那の夫と突き抜けすぎてる妻、そこにぽっこり産まれてきたこどもの生活を描ていきたいと思います ☆

くうたの診断

連日書きためた1人目不妊治療記事ばかりになっていましたね。

多忙でしたという言い訳(∀`*ゞ)テヘッ

 

 

さて急に現在の話に戻りますが

むすこの発達の診断がようやく頂けました。

 

 

自閉症スペクトラム障害

ADHD

 

 

発達障害は診断が大事なんじゃない。

それはよく耳にする言葉で

多くのドクターが実際にそう言われますが

私には診断が重要でした。

 

だって、自分のむすこが

どこの星の宇宙人か分からなければ

どの言語で接すれば通じるのか、分からないもの。

 

 

むすこが発達障害だろうと気づいたのは

いつだったでしょうか。

 

 

抱っこすると必ずイナバウアーをし、

固くて抱きにくくて、重心を人に預けてばかりで、

頭をガンガン床に叩きつけるのが好きで

ハイハイすっ飛ばして高ばいをし

高ばいしたと思ったらつかまり立ちし

7ヶ月で喋りだし、10ヶ月で歩きだし

成長が早い早い言われる割にはなにか違和感がある。

歯もなかなか生えてこない。

 

保健師さんや発達相談の保育士に言っても

「まだわかりませんよ!成長早いから大丈夫!お母さんの思い過ごしですよ

 

1歳8ヶ月で保育園に行き始めると

周りの子ができないことはできるのに

周りの子ができることができない。

そんな様子に首を傾げるようになり

先生に言っても

「他の子よりなんでも出来てるから大丈夫ですよ。お母さん、考えすぎですよ」

 

 

じゃあ何故、うちの子だけ

手を繋げないの?

帰ろうって言ってもそこから毎日1時間もかかるの?

帰るまでに毎日同じルーチンこなさないと園を出れないの?

車に乗ってもチャイルドシートに座るにはまず車内でひと暴れしなきゃいけないの?

毎日同じポスターを指さし、毎日私が同じ答えを言わなければ仰け反って怒るの?

 

絵本を読んでも毎日同じ箇所で同じ質問をしてきて

私も毎日同じことを言わないと怒る。

 

自分が上手くできないことは私の手を掴んでやらせる、クレーン現象。

 

 

 

「お母さん、くうちゃんは発達が早いから大丈夫」

 

 

これのどこが大丈夫なの?

自閉傾向によく見られる症状ばかりじゃん。

 

 

発達障害遺伝説には諸説ありますが、

我が子が発達障害を持って生まれてくることは初めから想定内でした。

 

だから「この子は発達障害です」と言われれば

そうですかと受け入れるだけの心の用意はできていました。

だけど、周囲に凸凹のある子だということを認めてもらうのに

4年もの歳月を要してしまいました。

 

 

だから旦那との間でも対応の差が生まれてしまい

くうたはきっと混乱したことでしょう。

 

 

今回医師から明確な診断を得られたことで

周囲と私との対応の解離をこれから埋めていけるのです。

 

 

ドクターから話もありましたが

個人の個性よりも、”みんな一緒”ということを重視する日本の社会では

明確な診断名がつき、

「この子は病気である、障害がある」

という風に言わなければ社会から認めてもらえないのが現状ですから、

発達障害という診断名がつくということは

人と違うと認めてもらえる第1歩ということになります。

 

 

「みんな違ってみんないい」と言いながら

「みんなと違うとそれだけでダメ」というのが今の日本の社会。

 

 

 

発達障害を生きるというのは

みんなが攻略本を持っているのに、自分だけがそれを持たずにプレイしているロールプレイングゲームをするようなもの。

みんなが持っている地図を自分だけが持っていないようなもの。

 

 

先に発達障害を生きてきた私が作った自作の

穴だらけの攻略本なら渡すことは出来るから、

時代や環境で左右されるところもあるけれど

私が生きてきた時代よりは生きやすいはず。

 

だから私は

「あなたの子どもは障害者です」と言われても

大変だなとは思うけど、決して憂いてはいません。

 

ここから足並みを揃えていけるのですから

寧ろ、ほっとしているのです。

 

 

 

 

 

 

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