【1人目不妊治療】2013.1.21　新鮮胚移植② - happypig～障害夫婦生活雑記～

病院についたのは２時頃。

駐車場渋滞にはまってもまだ十分すぎる時間があり、

売店をのぞいたり、胚移植について調べたりして時間をつぶしました。

それでも待ちきれずに２：３０頃に産科病棟に向かいました。

IVF室に通され、寝台に腰かけたままドクターと培養士から説明を受けました。

今、卵は採卵４日目。

本来なら桑実胚という状態まで進んでいるはずの分割ですが

１つは４分割胚

もう1つは2分割胚でした。

2分割胚は受精も遅く分割も遅いが安定している。

ただし2分割では移植できず、

このまま培養を続けて胚盤胞になれるようなら凍結という道しかありません。

問題は今回移植予定の4分割胚でした。

もとから若干分割が遅い卵だったけれど

昨日今日くらいから急に分割速度が遅くなり始めたとのこと。

「もうこのままダメになってしまうんですか？」

そう聞くと「わかりません」という回答。

ダメになった受精卵はだんだん茶色に変色するそうなのですが

そういう感じはなく、ただ昨日と様子が変わらない。

このまま培養を続けて、胚盤胞にして凍結という手もあるけれど

胚盤胞になれるかはわからないし

人工的な培養よりもおなかの中のほうが環境は良い。

かといって、母体はすでに桑実胚を受け入れるホルモン状態になっているため

4分割胚がその中でうまくやっていけるかはわからない。

培養するか、移植するか・・・

それを私が1人で

今ここで決めなくてはいけないのです。

私は2分割胚が胚盤胞になってくれることにかけて

4分割胚はおなかで成長することに賭けます！

そういいました。

言いましたが、

シャーレの中でダメになってしまうより

初めての受精卵、少しでもおなかの中にいて欲しいと思ったし

自分の手の届く範囲でダメになってくれたほうが後悔がないと思ったのです。

ドクターはもう一度私に確認をし、

そのまま移植の準備が始まりました。

私1人の判断が、すべてを決めてしまうのです。

そのストレスは相当なものでした。