happypig~障害夫婦生活雑記~

障害者夫婦なんて、世の中にそうある組み合わせで脊髄損傷車椅子旦那の夫と突き抜けすぎてる妻、そこにぽっこり産まれてきたこどもの生活を描ていきたいと思います ☆

つぶやき

昨日の台風の甚大な被害を受けられた方々、

心よりお見舞い申し上げます。

 

ここは幸いにも暴風雨のみで、

我が家の被害は鉢が3つ転がったのみに留まりましたが

屋根が飛んだ方やベランダが落ちた方、

停電にあった方など、不安な1日を過ごされたことでしょう。

 

また朝方には関東で地震があったそうですね。

人の力でどうにもできないことは、本当に恐ろしいですね。

 

今日は、これと言ってテーマはないのですが

うすぼんやり感じていること、考えていることを

ぼんやりと書こうかな。

過去の不妊治療の連投も

読むのも書くのも疲れますもんね 笑

 

ちょっと当時の気持ちを思い出して

苦しくなってます 笑

 

 

このところ毎日のように

テレビやCMに車椅子ユーザーが出ているのをみて

嗚呼、車椅子が社会に浸透しようとしてるなー

時代は変わっているんだなぁ、まさに今…

 

なーんて車椅子当事者でもないくせに

なまじ10代から車椅子界隈にちょろちょろしているだけに

時代の変化を目を細めて見ちゃってる私がいます←誰やねんオマエ

 

障害者と接することが

まるで腫れ物にさわるような時代だったこれまで。

 

これからの人は生きやすくなるのかなぁ?

 

こんな風に思うなんて、もう我々アラフォーはシニアってことか。

なぁんて、はじめての不育外来の帰りに

考えながら本屋に立ち寄りましたらば

数年前はひっそり置かれていた不妊雑誌が大々的に並べられ、

さらには生理に関する漫画が大々的に並べられていたのをみて

…時代はついにタブーをタブーと見なさなくなったか(゜ロ゜)!!

と時代の流れに驚愕するオバハンでした。

 

 

 

その足でくうたを習い事に迎えに行ったら

習い事の先生がこう仰いました。

 

「先週、パパのお迎えでしたね。

   パパ車椅子なんですね!車ですか?

   運転とかできるんですね!スゴイ」

 

田舎は…こうだよね。

時代の流れとはほど遠いよね。

これが今のところの“普通の反応”だよね。

と、安心したような複雑なような。

 

こういう時の正しい返しはいったい何なんだろう?

考えてしまいます。

 

相手に一言で、

ごく普通のどこにでもある家族と変わらないことを伝えるには

どう返すのが良いのでしょうね?

 

それとも、人とは多少違う彼の生活、

たとえば手で運転をするとか

そういうことについての興味から来る言葉だとしたら

それについて突っ込んだ方がいいの?

 

「珍しいでしょ?面白いでしょ?

   できることはやらないくせに、

   やれないことはやりたがるんですよ」

咄嗟にそう言いましたが

この田舎で、滅多に会わないであろう車椅子の障害者の妻や家族が

こういう時に発する言葉って、

案外、質問者が障害者への理解を深めるか否かを左右する

重大な場面なんじゃないか…とたまに思います。

 

 

私はどう返すのが良いのでしょうね?

だれか教えて下さい。

 

 

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学生の頃、こんな話を聞きました。

 

“これからは障害者が自立する時代になるんだよ!

でもそれは実は行政が福祉で障害者を保護することが難しくなって

自立と言う名の元に

障害者福祉にかかる負担を軽減させるために

障害当事者と企業、社会にすべてを丸投げしただけなんだよ。

どちらが障害者にとっての幸せなのか

各々、考えてみてね。”

 

 

 

どちらが障害者にとっての幸せなのでしょう?

 

私にはよくわかりませんが、

普通に働いて納税して、結婚して育児して

そういうのが当たり前になるのなら

なんでもいいような気はしています。

 

 

ただ、やはり

障害者には障害者ならではの問題が

発生し、

(心身のメンテナンスに時間を要することや、動作にかかる時間、

障害種別を問わずとにかく何においても時間が健常者より必要だということ)

それが当たり前の生活を脅かし、

そういう部分のケアとして、

これからの福祉はあるべきなんだろうなー

と、ふんわり

とってもふんわりと感じています。

 

 

障害者が当たり前に結婚して家庭生活を築き

出産して育児をする。

それがいつか当たり前の社会になればよいな。

 

障害者の具体的な育児の方法を見える化することももちろん必要だけれど

そういうものは道具や時代によって簡単にコロコロ変わっていってしまうため、

情報を常に新しく保つことは非常に困難なことです。

 

同時に障害者自身の意識を変えていく必要もあって

私にできるのは、

身をもって経験していることのみ。

 

脊髄損傷の男性たちが

自分たちの性=エロスには大変興味を持ちながら

同時に性=生殖の知識には全く乏しいことに驚きました。

 

ならば脊髄損傷の男性と結婚して子どもを作るとなると

脊髄損傷男性は何をすることになるのか

またその妻は何をすることになり何を思うのかを

お届けすることくらいならできますよねーってことで

って緩い感じでブログやTwitter

ガヤガヤ言ってますが

需要があるのかはわかりません。

 

 

これからどんどん障害者が

障害を理由に結婚に怯む時代ではなくなっていくことでしょうね。

(健常者も結婚しない時代だから実際どうなのかはわかりませんが

 そういう感覚はなくなるのでは?と思っています)

その時十分に障害者の結婚や子どもについての情報が

障害者の間のみならず、社会に浸透するようになっていればいいな。

 

 

私に何が

できるんでしょうね。

 

 

ふわっと、なんとなく

そんな風に思ったのでした。