【1人目不妊治療】はじめての不妊外来(2012.8.21)
病院では患者は名前ではなく番号で呼ばれます。
(当時はまだ番号掲示がされず、音声のみの読み上げでした。
この後、外来棟が建て替えられ掲示されるようになりましたが)
4桁の数字を覚えるのは私にはなかなか大変な作業で
受付票をずっと眺めていました。
耳で聞いた“せんにひゃくごじゅうはち”という言葉を
咄嗟に“1258”という数列に直し、
さらにそれが手もとの紙と照らし合わせるというのは
私にはなかなか難しい作業です。
受付票をずっと眺めていました。
渡された問診票に記入をし
子どもを作りたいこと、脊髄損傷のこと
既往歴や生理周期、最終月経開始日や結婚何年目か。
彼の麻痺の程度や夫婦生活が可能かどうか
射精は可能かを聞かれ、
内診で子宮や卵巣の形や大きさを診てもらい
子宮頚がん検診をしました。
やはり体外受精か顕微授精になるだろうと告げられ
カルテにはデカデカと「男性因子」とかかれました。
旦那は泌尿器科を受診することになるのかと思いましたが
この病院では夫婦の場合は産婦人科で男性不妊を診るため必要ないとのことでした。
新患外来が終わると不妊外来に呼ばれ
不妊治療の簡単な流れや必要な検査の説明を受けました。
男性因子がはじめからわかっており、
必要な検査は少なくなるとのことでした。
私の検査
・基礎ホルモン検査(生理3~5日目)
・超音波検査(生理14日目あたり)
・黄体機能検査(高温期5~7日目)
・クラミジア抗体・自己抗体検査(随時)
旦那の検査
・精液検査
ですが、精液検査は精液の自己採取が不可能なため
手術で直接睾丸から精子を取り出して検査後凍結することになり(TESE)
もしみつかなければ、このまま終わるか埼玉の病院を紹介しますという話で、
私は息を呑みました。
体外受精の流れは
薬で排卵をとめ、連日注射で複数個の卵を育て
卵巣に針を刺し卵を取り出す。
それをシャーレ内で受精させ、胚ができればそれを移植。
(これだけ聞くと簡単なようで、実際にはいくつもクリアしなければならないポイントがあり、大変です)
採卵やTESEは麻酔管理が必要なため、
この病院では要入院。
誘発採卵は体への負担を考え、3ヶ月お休みをすることを告げられました(2012年当時)
まず精液検査を早く行いたいため、
旦那本人が受診するように言われました。
私は生理が来たら予約を取るよう言われました。
初診は保険適用でした。