happypig~障害夫婦生活雑記~

障害者夫婦なんて、世の中にそうある組み合わせで脊髄損傷車椅子旦那の夫と突き抜けすぎてる妻、そこにぽっこり産まれてきたこどもの生活を描ていきたいと思います ☆

【2人目不妊治療】2018.2.23 贅沢な時間

〇2018年に別のブログに投稿した記事の転載です。

 

 

4年ほどの間に

誘発の場合の採卵手順は変わっていて

戸惑いました。

 

 

病棟で着替えてからIVFを行うセンターへ。

 

「今日は奥のお部屋です」

つまりは分娩室…

 

 

下半身すっぽんぽんになり

分娩台に乗る。

 

産むわけではない分娩台。

 

 

いや、卵を産むんだよ…

と自分に言い聞かせる。

 

 

ゴニョゴニョとモニター類をつけられて

血圧低いですねーと

安定の上90台下50台。

 

 

右はうまく刺さらない率が高いのに

ナースが選んだ点滴場所は右。

 

ついてない…やっぱりグリグリされる。

ついてない。

 

その上必要な器具をセットし忘れたとかで

片手で出血しないよう押さえながら

片手でナースがナースコール。

 

 

冷たいだけの前薬が流れて、

ドクターが入室。

 

なんとも花のように可愛らしいお嬢さん。

続いて培養師のお兄さん。

 

 

約10回の経験上

大っ嫌いな膣洗浄は意外にも

女性ドクターの時の方が痛い。

 

 

無影灯

大きく開いた私の股だけを照らしてるのに

恥ずかしいとも思わない。

 

 

 

ドクターの「麻酔お願いしまーす」の声で

ナースが「ケタミン入りまーす。」

 

薬液注入すると毎度腕に耐え難い激痛が走る。

今回は耐えられる痛み。

 

ぼわーんとしたものが、腕から胸、顔、頭と

下から順に上ってくる。

 

 

お花の中をくうたが走り回っていて

「終わりましたよー」と言われ

目を明けドクターを見る。

 

ライトがつけられて眩しくて顔を覆う。

 

 

またお花の中でくうたが遊んでいて

「大丈夫です?」と言われ頷く。

 

今度はパパが

靄がかった明るくて遠いとこにいて

パパ何してんのかな?と思って薄目を開ける。

 

またくうたが走り回っていて、

薄目を開けると酸素マスクのようなものを

つけられたような気がする。

 

 

ナースコールを握らされて、

何度か血圧計が自動運転して

気がつくとまたお花畑のような景色。

 

 

時計を見ると12時を過ぎていて

知らぬまに下着を履かされ、

「お部屋に戻りますね。起きれますか?」

 

起き上がると

そのままバタンと倒れそうになる。

 

車椅子の揺れが気持ち悪い。

 

 

空気圧、左右が違ってるよこれ…

 

そんなこと思いながら病棟に運ばれると

病棟ナースが「ガーグルベースいります?」

 

 

酷い顔をしてたらしい。

 

 

申し訳ないけどそのまま横になる。

あ、横になると楽♪

そのまま眠ったり起きたりを繰り返す。

 

お腹すいたな…

トイレいきたいな…

 

 

眠いが勝って、そんなのは後回し。

意識が途切れる。

 

何度かナースに起こされてバイタルやら

薬の説明。

 

 

転倒防止の書類にサインをもとめられ

右手が酷く浮腫んでうまくペンが持てず

いびつなサイン。

 

 

点滴のせいかな?とのこと。

 

 

また麻酔後、

急変したみたいだけど大丈夫?と言われ

 

「?」

 

今回はなかったと思ってた。

そういうと「あれ?記録の読み間違いかな?」

 

 

薬を飲むように言われ

持参のパンを押し込み

薬を飲んで気を失う。

 

 

気づいたら夕飯が運ばれてきて

こんな時に

「出されたものは完食しなさい」の

母の教えが頭をよぎり

また病院食とて

他人が作ったものはおいしく感じて完食。

 

 

き、気持ち悪い…

完食はまずかった。

 

 

歯磨きを済ませ早々にまた横になる。

 

 

こんなにゆっくり眠れるなんて、

くうたが産まれてから1度もなかったかも。

(デスモイドオペの時は痛くて寝れたもんじゃなかったし)

 

自宅では車椅子&右手麻痺中のパパと

3歳が二人きり。

 

 

初めての父子家庭経験。

 

 

山盛りラーメンと

怪獣顔でフルーチェ食べる写真が

送られてきた。

 

 

寝る前に食べさせたな?!

 

 

消灯前に眠りにつき

気づいたら朝6時。

 

フラフラ感は随分落ち着く。

 

 

なんやかんやをして

化粧してバイタル測って

ご飯食べたら培養師さんが説明にきた。

 

てっきりドクターかと思ってたから

驚いたけど

彼女が持ってきたのは良い報せだった。

 

 

卵胞穿刺は10余り。

空胞がが多かったものの

獲得卵子数4、内1つは未成熟で使えず。

 

残りは全て受精成功。

今回は全凍結予定のため

5日目まで育てば凍結。

 

3つ受精!

 

何より、

「それでですね、

 今回使用した凍結精子

 割りと元気が良かったので

 再凍結させていただきました」

に驚いた。

 

 

チャンスが1つ増えた。

 

 

後からやって来たドクター、

いつの間にか私の主治医が変更になっていて

チーム制だから誰が主治医でも関係ないんだけど

私が信頼している

貧乏揺すりドクターになっていて

貧乏揺すりドクター

直々に説明に来られてびっくり。

 

 

説明少なで

イライラしてると貧乏揺すり凄いけど

判断力ピカイチで

迷ったら貧乏揺すりドクターの

言うとおりにすれば間違いないと

私は思ってる。

 

何より、

くうたを作ってくれた人。

 

 

受精卵の胚盤胞到達割合は3~5割なので

よくて1つは凍結できるかなぁ?とドクター。

 

 

また3月頭に凍結確認と次の相談に

受診することとなりました。

 

ナースに

「お迎え何時ですか?」と聞かれ

「電車です」って答えたら驚かれました^^;

 

 

 

パパが私の入退院時に

付き添ってくれたことなんて

出産の入院時と

(帰りは自分で電車で帰ってこいと言われ、見かねた義母が迎えに来てくれた)

デスモイドオペ後の退院時だけ。

(やっぱり入院は電車で1人で行きました。)

 

 

 

採卵入院は

入院のうちに入らないんだろうね 笑

 

 

電車なんて1時間1本あるかないかで、

時間がすこしあったので

帰りに駅で頑張った自分とくうたに

ロールケーキを買いました。