happypig~障害夫婦生活雑記~

障害者夫婦なんて、世の中にそうある組み合わせで脊髄損傷車椅子旦那の夫と突き抜けすぎてる妻、そこにぽっこり産まれてきたこどもの生活を描ていきたいと思います ☆

障害者夫婦が子どもが望むまで②気持ちの変化

結婚当初、私は1日起きて1日寝込む生活。

 

薬もたくさん飲んでいたし、次々と疾患が見つかり(線維筋痛症・左脳頸動脈狭窄症疑い・発達障害などなど)

心にも生活にもまったく余裕なし。

 

 

結婚生活の中で

子どもができたらどんな名前がいいかとか

あなたに似たらこうなるねなんて会話は一切なく

不妊治療に関する内容がテレビで流れると

何とも言えない空気が流れ

子どもの話は暗黙のタブー。

 

 

だけど、甥をあやす彼の顔や犬と遊ぶ彼を見てたら

「子どもができたらあんな顔するのかなぁ」

ふとそう思ったのが最初の変化。

 

周りに「子ども作らないの?」と聞かれるようになり、

特に旦那が打ち込んでいたバスケチームの

同じ脊髄損傷の方々からは

かなり突っ込んで聞かれたり、「早く作れよ」と言われたり。

 

私は1人、「何も事情を知らずに無責任なことを言わないで…」と傷ついたり荒れたりしました。

 

 

実母からも「今はみんな不妊治療してはるやん?ササッとしてしまえばいいやん。」

と言われ、青ざめたことも。

 

不妊治療は決して、ササッと済ませれるようなものではありません。

まさか実母にそんな風に言われるなんて…。

いや、うちの母なら言うか。

 

 

 

彼が父親になる姿をみたいと思う反面、

私が親になると、きっと私の悪しき遺伝子が引き継がれる。

色んな負が連鎖していく…。

私が親になる自信はありません。

 

 

 

一番辛かったのは

旦那との間で子どもについての話し合いがタブーになっていること

彼の祖母の急死でした。

 

火葬場で火が入った瞬間、「嗚呼、ひ孫を見せられなかったんだな…」という思いが急にこみ上げ、申し訳なさで涙が止まらなくなったのです。

実の母を失い私なんかよりはるかに悲しいだろう義母に慰められる羽目に。

 

 

 

彼の祖母の死は本当に私を揺さぶりました。

 

 

私たちが子どもを作らない選択をするのは

私たちの勝手で私たちの人生だけれど

その選択は、親や祖父母が孫ひ孫を抱きたいという思いを踏みにじることになっているのでは…と思ったのです。

 

 

不妊治療をすれば可能性はゼロじゃない。

 

 

たとえできなくとも2人での生活はこれまで通りのこと。

試さないでいいのかな?試すことからすら逃げてて

このまま終わっていいのかな?

可能性があるのに試さないなんて…私たちは問題から逃げてるだけ。

彼は一度も我が子を抱きたいと思ったことはないのかな?

 


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そう思った私は、旦那にではなく

まず精神科の主治医に薬や病気が妊娠出産にどう影響するのかを聞いてみました。