車椅子と発達障害が一緒に外出したら…?
私は発達障害である。
視覚優位タイプで、耳で聞いた情報より
目で見た情報の方が入りやすい。
耳で聞いたことは、咄嗟に理解できない。
だがしかし、見た目にはわからない。
寧ろ、しっかりして見られがち。
(中身はヘッポコです)
言語を介してのコミュニケーションは苦手なのです。
旦那は脊髄損傷、車椅子である。
見るからに障害者である。
車椅子のインパクトは強い!
が、私より遥かに理解力は高い。
こんな二人が一緒に街に出掛けたら
どうなるでしょう?
電機屋さんに行ったとしたら…
パソコン見る旦那が、店員さんに質問する
→店員さん、私に向かって返答
→私、フリーズ
→旦那、店員さんにまた質問
→店員さん、私に返答
→私、旦那を見る
→店員さん、私にセールストーク
→私、旦那を見る
→旦那、返答
→私、静かにその場を去る
なんなんこれ!!
いつもこれ!!!!
水族館に行くとしてチケット売り場窓口で
旦那がチケットを頼む
→受付のお姉さん、私に障害者割引の説明
(大抵、旦那の手帳で二人行けるから私は手帳を出しません)
→私、旦那を見る
→旦那、返答しお金払う
→受付のお姉さん、私に館内のバリアフリーの説明
→私、目を逸らす
→旦那が返答
→受付のお姉さん「?」
コミュニケーションに於いて障害のある私は
あまり話しかけられるのが得意ではない。
話しかけられるとすぐに返答できない。
だけど見た目にはわからないせいで
旦那の介助者に見られがち!
私に話しかけないで!わからないから!
急に言われてもわからないから!
旦那は旦那で
俺に言え。障害者扱いすんな、
嫁に言っても無駄だぞ!
ときっと思っていることでしょう。
旦那だし、必要な場面の介助はするよもちろん。
だがしかし、私は介助者じゃない!
…というか、お金をもらって障害者の支援をしている介助者だって
本人の自己決定に基づいて動いている。
つまり結局は障害者本人の意見を聞くことになるわけで
介助者向けに言うって、2度手間になるだけですよ。
障害のある人に何か尋ねられたとしたら
介助者にではなく、本人に返答してくださいね。
体は不自由に見えても、みんな意志はしっかりあるから。
旦那の車椅子と言うインパクトは
良くも悪くもいつも私の障害を隠す隠れ蓑になるのですー。
みなさん、見た目に騙されないで!
人は見た目じゃないのよ!