happypig~障害夫婦生活雑記~

障害者夫婦なんて、世の中にそうある組み合わせで脊髄損傷車椅子旦那の夫と突き抜けすぎてる妻、そこにぽっこり産まれてきたこどもの生活を描ていきたいと思います ☆

【2人目不妊治療】2017.6.17 D13 悲しき体質

卵巣が痛い。

卵胞が育ち、HCGとセトロタイド注射の指示が出た。6.1

 

3月振りの産科医院、

受付のお姉さんが辞めたのか?

見かけたことのないおばさんになっていた

 

私の差し出す薬剤の箱と診療情報提供書を

訝しげに受け取って首をかしげてた

 

そりゃそうだ

 

産むための場所には

必要のない類いの薬を持ち込むのだから

 

 

後ろからよく見知った

もう1人の受付の人が来て

私を見るなり「お久しぶりです」

覚えられてしまうほど

私、来たのだなぁと苦笑するしかないよね

 


また来ました

また、注射だけを打ちに。

まだできません、赤ちゃん

 


妊婦さんと新生児を抱いた若いママだらけの

この幸せな待合室

もちろん私を惨めにさせるのは私自身

 


自己注射にさせてくれないかなぁ…

 


なんで誘発しても卵が作れないのか

なんで胚凍結すらできないのか

なんで当たり前に

たくさんの卵をつくって一気に採卵、凍結が

私にはできないのか

 

体質…といわれれば受け入れるしかなく

諦めるしかなく

一般的な誘発がたとえできたとしても

私には複数個の卵を作る能力がない

体質のせいだと言われれば

その「なんで?」をぶつける宛もない

 

異常に膨らむ首席卵胞と

中途半端に膨らんだ、

採卵するには至らないサイズの

いくつかに圧されて

無駄に吐き気が止まらない

 

そんなことまで

"普通"の規範から外れなくても

いいじゃない…

 

脳の作りが違うと

こんなにも何もかもが普通じゃなくなる

のか…?

 

私の人生に"普通"は

悲しいくらい存在しない

 


1V 7200円

今夜またここに来て

HCGを打つ

痛みと引き換えの7500円

 

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「"まだ4周期目"じゃない」

 

私にとってはその前の2年があるのだもの

 


「自分で望んだことでしょう?」

 

私も快楽で幸せを

手に入れられれば良かったのにね

 


だけど妊娠への希望を

私たちはお金で買うしかない

そういう、体質。